1. 企業の基本情報（概要）
サイバーエージェント株式会社は、日本を代表するIT企業で、広告事業、ゲーム事業、メディア事業を展開しています。1998年に藤田晋氏によって設立され、本社は東京都渋谷区にあります。インターネット広告事業では国内最大級の規模を誇り、AbemaTVなどの動画配信事業にも注力しています。
2. 企業の規模や実績（数字で見る企業）
- 設立：1998年3月18日
- 売上高：7,202億円（2023年）
- 時価総額：5,976億円（2024年2月時点）
- 資本金：1,814億6,900万円（2024年9月30日現在）
- 従業員数：単体348人（2024年9月30日現在）
3. 主要な商品・サービス（強み）
サイバーエージェントは、インターネット広告を基盤に、ゲーム、メディア事業を展開しています。
広告事業：CyberAgent広告事業
ゲーム事業：Cygames「ウマ娘 プリティーダービー」「グランブルーファンタジー」など
メディア事業：「ABEMA」「アメブロ」「ピグ」「タップル（マッチングアプリ）」など
サイバーエージェントの強みは、AI技術を活用した広告配信と、独自のメディアプラットフォームによる広告収益モデルの確立にあります。
4. 競争環境（競合・市場）
サイバーエージェントの競合には、国内外の大手IT企業が存在します。
■広告分野
・CyberAgent広告事業
（Google、Yahoo! JAPAN、LINEヤフーなど）
■ゲーム分野
・Cygames
(バンダイナムコ、スクウェア・エニックス、コナミなど)
■メディア分野
・ABEMA
（YouTube（Google）、Netflix、Amazon Prime Videoなど）
ABEMAはスポーツやニュースの無料配信を強みに成長を続けています。
5. 将来性（成長戦略・展望）
サイバーエージェントは、以下の成長戦略を掲げています。
- 広告事業の拡大：AI技術を活用した広告最適化
- ゲーム事業の強化：「ウマ娘」などヒット作の継続と新規IP開発
- ABEMAの成長：独自コンテンツ（スポーツ・ドラマ・アニメ）を強化し、広告収益の最大化
- 海外展開の加速：ゲーム・広告分野でアジア市場進出
一方で、動画配信市場の競争激化や、ゲーム市場のヒット依存する業績がリスク要因とされています。
6. 知っておくと面白いトリビア（話題性）
- 藤田晋氏は日本のIT業界のカリスマ：プロ雀士でもあり、Mリーグ（麻雀リーグ）のオーナーでもある。
- 「ウマ娘」は社会現象に：アニメ・ゲーム・競馬業界を巻き込み大ヒット。
- ABEMAは無料でスポーツ中継：FIFAワールドカップや格闘技などを無料配信し、視聴者数を拡大。
- 「Amebaブログ」は芸能人ブログの先駆け：現在も多くの有名人が利用。
まとめ
サイバーエージェントは、広告・ゲーム・メディアの3本柱で成長を続ける日本のIT企業です。特に、AIを活用した広告事業や、ABEMAの独自コンテンツ戦略が注目されています。今後のゲーム市場や動画配信事業の成長に期待が集まっています。
