プロフィール
氏名:斎藤 元彦(さいとう もとひこ)
生年月日:1977年11月15日(47歳)※投稿時
出身地:兵庫県 神戸市 須磨区
出身校:東京大学 経済学部 卒業
名前は親族の仲人を務めたことがある、元兵庫県知事の「金井元彦」にちなみ祖父より命名。
幼少期から秀才と評され、私立中高一貫校の愛光中学校に進学し、
高校卒業後、浪人を経て東京大学に進学。
家業の苦境で助成金をもらいながら卒業し、総務省に入省。
2013年の宮城県では東日本大震災の復興に尽力。 2021年には兵庫県知事に初当選し、2024年、県議会による不信任決議が可決されたことで一時失職も、出直し選挙で再度就任を果たす。
略歴
2002年3月(当時24歳) | 東京大学経済学部卒 |
2002年4月(当時24歳) | 総務省入省 |
2008年4月(当時30歳) | 佐渡市企画財政部長 (新潟県) |
2010年4月(当時32歳) | 佐渡市総合政策監 (新潟県) |
2011年4月(当時33歳) | 飯舘村政府現地対策室 (福島県) |
2013年7月(当時35歳) | 宮城県総務部市町村課長 |
2014年4月(当時36歳) | 宮城県財政課長 |
2016年4月(当時38歳) | 総務省自治税務局都道府県税課課長補佐 |
2017年7月(当時39歳) | 総務省自治税務局都道府県税課理事官 |
2018年4月(当時40歳) | 大阪府財務部財政課長 |
2021年3月(当時43歳) | 大阪府・総務省退職 |
2021年8月(当時43歳) | 兵庫県知事(第53代) |
2024年11月(当時47歳) | 兵庫県知事(第54代) |
パワハラ疑惑について
2024年8月30日の百条委員会の証人喚問では、斎藤氏は職員に対して「厳しい叱責をしたことや付箋を投げた、机を叩いた」ことを認めた。そのうえで「必要な指導だと思っていたが、不快に思った人がいれば、心からお詫びしたい。パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」と述べている(NHK)。
また、県知事選の街頭演説では「特定の職員を徹底的に追い詰めるということはしていないです」と述べつつ、「確かに注意の仕方が厳しかったり、そういったところは反省しないといけない」と厳しい指導があったことは認めています。
私個人としてはパワハラの定義に当たりますが、世間が考えるほどの内容ではないと感じました。
SNSと再当選の関係性
パワハラで一時は失職に陥った斎藤氏ですが、SNSの力で再当選を果たしたと話題になっています。
SNSが斎藤氏を大きく後押ししたのは事実ではありますが、それだけで再当選した訳ではないため、背景なども交えながら説明します。
まずは、メディアの偏向報道についてです。
以下の内容が重なり、メディアは中立かつ客観的な報道が出来ていませんでした。
1: 県職員2名が亡くなっている事案であること
2: 事実が明らかになっていない点が多いこと
3: 選挙で報道が制限される環境だったこと
死者に対しては否定的な報道は基本的にメディアは行いません。告発した当事者が亡くなり、メディアの報道も制限され、真相が曖昧なまま報道は減りました。
また、10月31日には、兵庫県知事選挙が告示され、斎藤氏は出馬し選挙が始まりました。
特定の候補者に偏らない「公平な報道」をメディアは行う必要があり、これまで行った斎藤氏を批判する報道は自粛せざるを得なくなり、疑惑の真相が明らかにないまま、県知事選が開始されることになりました。
その結果、メディアに代わり、情報収集の役割を担うのがSNSでした。
SNSで発信された内容
多くの著名人が斎藤氏のパワハラの事実や噂を取り上げています。メディアが報道しなかった情報はSNSを中心に発信されて、有権者の認識には変化が起きました。
▼中田敦彦さん
▼立花孝志さん(NHK党/党首)
▼高橋洋一さん(財務省OB・嘉悦大教授)
最後に
多くの特殊な状況が重なりながらも、今回の斎藤氏の選挙は、政治におけるメディアやSNSのあり方を考えるきっかけになる選挙でした。
選挙は終わり、メディア報道の制約も緩和、百条委員会も再開します。
事実関係を丁寧に検証し、適切な報道が行われるかは重要です。その上で、有権者は自らの選択が正しかったのか見届ける姿勢が求められます。
最後までご愛読いただきありがとうございました。
ハンター田中
※当記事は政治に対する思想に影響を与えることを目的としたものではありません。